天候によって香りの感じ方が変わる?!
天候によって香りの感じ方が変わる?!
雨の日や季節によって草木や花の香りをいつもより強く感じたことがあるという経験はありませんか?それは、もしかしたらたまたま強く感じたというわけではないかもしれません。
強く感じる理由は…
「湿度・温度・気流」が関係しています。
湿度が高くなると…
空気中に水蒸気が多くなるので香りの分子が空気中に留まりやすく、香りを感じやすくなります。
温度が高くなると…
香りの分子の揮発性が高くなるので、香りを感じやすくなります。
上昇気流になると…
香りの分子もその気流に乗って上へ運ばれるので、香りの強さも弱くなります。
くもりや雨の日に香りを強く感じるのは、湿度も高く、また雲によって空気の流れが止められ、香りが地上付近に留まるからです。香りの分子が長い間、同じ場所に残ることによって、香りを強く感じやすくなります。また、季節による気圧や湿度の変化、気温の変化による体感、咲く花などによっては季節の香りを感じることもできるでしょう。