嗅覚の順応

Others

嗅覚の順応

同じ香りをずっと嗅いでいると、その香りを感じにくくなったという経験はありませんか?この現象は“順応“と言い、においに鼻が慣れてしまったということです。

例えば…

自分の家のにおいは気にならないけど、他人の家のにおいは気になる。これはまさしく順応によるものです。長く同じ香りに触れていると、たとえ強い香りであっても感じにくくなります。ただ、これは別に悪いことではなく、自然のことです。

アロマテラピーの楽しみ方のひとつに芳香浴があり、その精油の香りによって得られる効果や作用は様々です。しかし、精油も同じ香りばかりを使い続けていると、同じように香りを感じにくくなってしまいます。香りを感じにくくなっても精油による効果は持続していますが、香りの慣れを防ぎたいという場合には、やはり同じ香りばかりを使用しないということが大切です。その日の気分や目的に合わせて使い分けるようにするなど楽しみ方を工夫してみると良いでしょう。