植物が精油を作る理由

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植物が精油を作る理由

精油は植物の花や葉、果皮、果実、樹皮、樹脂などから抽出されたものですが、そもそも植物が精油を作るのはなぜでしょう。その理由は様々あると言われていますが例えば…

昆虫誘引と忌避

花や果実に含まれている精油の香りには受粉を助けてくれるような動物を引き寄せる役割があります。その一方で、精油の中には害虫や鳥が嫌がる香りもあり、逆に遠ざける役割もあります。

自分の身を守るため

精油の中には菌やウイルス、カビなどを殺したり、増殖を抑えたりする働きをもつものがあります。また、他の植物の生育を阻害する働きをもつものもあります。

植物は動物と違って自由に動くことはできません。自身の身を守り、子孫を残すための武器として精油は必要なのかもしれません。